ChatGPTに仕事の文章を貼り付ける前に、設定を一度確認してください。
確認するのは3点だけです。
- ① 学習利用をオフにしているか
- ② 履歴の保存をどう扱うか決めているか
- ③ 入力してはいけない情報を把握しているか
設定は5分で終わります。一度やれば、あとは気にせず使えます。
なぜ設定を先に確認するのか
個人のChatGPT(無料版/Plus/Pro)では、会話をモデル改善に使う設定「すべての人のためにモデルを改善する」がデフォルトで有効になっていることがあります。気になる場合は データ コントロール からオフにできます。
社内情報・取引先の名前・金額・個人情報が含まれる文章をそのまま貼るのは、情報システム目線では「やってはいけない」行為です。
設定を変えれば問題はほぼ解決します。先に済ませておいてください。
15秒で答え:設定変更の3点
【確認する3点】
- 「設定」→「データ コントロール」→「すべての人のためにモデルを改善する」をオフ
- 履歴を残したくない場合は 一時チャット を使うか、定期的に履歴を削除する運用にする
- 社名・個人名・金額・案件名は入力しない(伏字か架空名に置き換える)
設定変更の手順(PC版)
ChatGPTにログイン後、以下の順で操作します。
- 画面左下のアカウント名をクリック
- 「設定」を選択
- 「データコントロール」を選択
- 「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにする
これで、以降の入力内容は学習に使われなくなります。すでに送信済みのデータには遡って適用されません。今日から変えてください。
入力してはいけない情報を入力しない
社名・個人名・金額・案件名などの入力してはいけない情報入力しない【入力前の置き換えテンプレ】
社名 → 「A社」
担当者名 → 「田中さん(仮)」
金額 → 「〇〇万円」
案件名 → 「△△プロジェクト」
製品名(社外秘)→ 「新製品X」
置き換えてから貼る。AIの回答が返ってきたら、元の情報に戻す。この手順を習慣にするだけで、情報漏えいリスクを大きく下げられます。
ベテランシステムエンジニアの現場視点
社内SEとして何百件もの情報セキュリティ相談を受けてきましたが、事故の多くは「悪意」ではなく「設定を知らなかった」で起きています。ChatGPTの設定変更は5分で終わります。知っていてやらないのと、知らなかったのとでは、あとで立場が変わります。今日やってください。
よくある失敗と対処
設定変更後も「送信した内容は一時的にサーバーに保存される」仕様は変わりません。機密度の高い情報(契約書・個人情報・未公開情報)はAIに入力しないことが原則です。「学習への利用を止める」設定であって、「送信データを消す」設定ではありません。
PC版とスマホアプリは設定が連動していますが、念のためスマホアプリからも確認してください。「設定」→「データ コントロール」の手順は同じです。
会社のデバイスで個人のChatGPTアカウントを使うと、会社の情報が個人アカウントに入る形になります。会社のルールを確認するか、情報システム・上司に相談してから使ってください。
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まとめ
・学習利用(すべての人のためにモデルを改善する)のオフは設定5分で完了する
・社名・個人名・金額は入力前に伏字に置き換える
・設定を変えたうえで「入力しない情報の基準」を決めることが本質
他の手順もまとめています → 安全・導入カテゴリ